2018年6月5日火曜日

魅力的な中古スマホ~Windows Phone IS12T~

 みなさんこんにちは。むーらんです。

 今回はまた魅力的な中古スマホについての話です。

 2011年にauから発売された『REGZA Phone IS12T』です。









 例によってauのホームページ上からは消えていますが、メーカーホームページには残っています。

 http://www.fmworld.net/product/phone/is12t/

 前回紹介した『REGZA Phone IS11T』と同じ富士通東芝モバイルコミュニケーションズが作っています。日本の通信事業者が一般向けに発売する音声端末としては唯一となるWindows Phone 7.5(のちにWindows Phone 7.8にアップデート)です。何と世界でも初めての端末だったようです。(wiki調べ)

 登場した背景としては、Androidスマホを先行していたdocomo、iPhoneでシェア拡大をしていたSoftbankへの対抗として、auではWindows Phoneに期待していたということです。

 このブログで過去に取り上げた『IS02』に続きWindowsです。もっとも、『IS02』はWindows PhoneではなくWindows Mobileだったので、操作性などは全く異なるのですが。

 そして、その後のWindows Phoneがどうなってゆくのかはみなさんご存知のことかと思いますが、さっぱり流行りませんでした。

 その次にWindowsのスマホが日の目を見るのはマウスコンピューターによるWindows Phone 8.1(のちにWindows 10 mobileにアップデート)されるMADOSMAの2015年まで待つことになります。

 Windows 10 mobileの話はまた今度に改めて、今回は『IS12T』の話をします。

 2011年発売のWindows Phoneですが、内蔵メモリが32GBもあり、なんと防水対応しています。その反面、発売当初はauのEメールに非対応でした。gメールなどのフリーメールが今ほど普及する前だったので、この点は非常に厳しかったと言わざるを得ません。

 この機種のウリは、当時珍しかったoffice環境を手のひらに乗せられるということでした。今でこそモバイルアプリがかなり便利になっているMicrosoft Officeですが、当時はまともに動かせる機能とはいえず、ビジネス向けに販売したかったと思われます。

 操作感としては、タイル形式というauの『INFOBAR』と同じような感じです。これは好きな人にはたまらないと思います。





 カラーは私の持っている原色に近いピンクに加え、マスカットのような黄緑と落ち着いたブラックの3色展開でした。当時は白黒しかなかったiPhoneに対抗したのかなと思います。

 残念ながら、現時点ではマーケットプレイスからアプリのインストールはできないようです。ということで、新規アプリの追加ができません。

 また、auの3G回線のスマートフォンであるため、UQモバイルなどの格安スマホ会社のSIMカードを差しても通信ができません。

 今から買うという選択肢はなかなかないと思います。

 ですが、Window Phoneはスマートフォン黎明期の産物であり、非常に興味深いです。今でこそ日本のスマホ市場はiPhoneとAndroidの2強(とはいえほぼほぼiPhoneの一人勝ち)ですが、第三のOSとして頑張っていたWindowのあがきが見て取れます。

 これも他のスマホ同様、実用面というよりはコレクターズアイテムとして持っておきたいモデルの一つかなと思います。

 以上です。お読みいただきありがとうございました。

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